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経理は報われない?その理由とモヤモヤ解消策

目次

経理の仕事を続けていると、報われないなぁというモヤモヤ感を抱くことがあります。今回はそのモヤモヤの正体と、解消するためのアイデアをご紹介します。

経理が報われないと感じる理由

経理の仕事が報われないと感じる理由には、大きく以下の3点が挙げられます。

ミスがなくて当然、失敗すれば苦情の嵐

経理は会社におけるインフラ機能です。ミスなく処理を行うことは当然で、失敗すれば社内外から苦情を受け、信用を失ってしまうポジションです。100の頑張りが1つのミスで台無しになってしまうため、報われないと感じる経理担当者も多いはずです。

仕事の成果が見えにくい

経理の仕事は、営業のように業績が見えるわけではありません。売上には直結しないバックオフィス業務のため、仕事の成果が見えにくく、頑張りを評価されづらいのが経理の仕事です。毎月ルーティンワークの繰り返しで、手ごたえを感じにくいという人も多いことでしょう。

成長しているのかわからない

経理の仕事は同じことの繰り返しで過ぎていくため、成長を実感しにくいのも現実です。毎月のルーティンをこなすだけはもちろん成長できません。3年後、5年後、10年後に自分がどうなりたいのかを具体的にイメージして、描いたキャリアパスに向けて努力することが必要です。その環境が社内にない場合は、転職や資格取得、独立を検討することになるでしょう。

経理のモヤモヤを解消する
実践アイデア

どんなに頑張っても成果が見えづらい経理の仕事。思わず、報われないなぁ…とつぶやきたくなることもあるでしょう。そんな経理のモヤモヤを解消するには、『自分の成長を「見える化」する』ことがおすすめです。

資格を取って
客観的な評価を得る

経理の仕事は、実務を知らない人からは評価が難しい専門職です。簿記などの資格を取得することで、客観的にレベルを判断しやすくなるため、評価につながる可能性が高まります。

日商簿記 3級

簿記試験には、主催団体によりいくつかの種類がありますが、一般的に知られているのは日本商工会議所主催の「日商簿記」です。3級では、仕訳帳や総勘定元帳などの基本的な会計帳簿のつけ方や仕訳の作成方法などを学びます。難易度はそれほど高くなく、経理初任者向けにちょうどよい内容です。

日商簿記 2級

日商簿記2級では、3級よりも複雑な仕訳や、財務諸表の作成、決算処理、連結会計などの知識などを学びます。商業簿記だけでなく工業簿記も学習範囲になり、より広い知識を身につけることができます。一般的な企業の経理担当者としては、日商簿記2級相当の能力が必要と言われており、経理として転職する際にも欠かせない資格です。

日商簿記 1級

日商簿記1級は、税理士や公認会計士などの登竜門と言われています。大学レベルの簿記および会計学、財務諸表規則や企業会計における法規を学びます。経営管理や経営分析についても知識が深まるため、経理からのステップアップを考えている人は狙い目です。

経理あるある「小さな達成感と
大きな達成感」

経理の仕事は、コツコツした仕事の積み重ねですが、決算という山を乗り越えたときに大きな達成感を得ることができます。

月次決算の達成感

1ヶ月の営業状態をまとめる「月次決算」は、毎月やってくる『小さな山登り』です。期日までに伝票を集め、会計システムに仕訳入力し、必要があれば振替や税の計算を行い、それを幹部向けの報告書にまとめます。毎月のこととはいえ、数字も処理もいつも同じではありません。その時々の状況に応じて適切に処理し、月次決算を締めたときに小さな達成感を得ることができます。

年次決算の達成感

「年次決算」はまさに一年の総決算、経理にとっても『大きな山登り』です。会社によって内容は様々ですが、棚卸や残高確認、減価償却といった年に一度の決算整理仕訳を行い、年度の会計を締めくくります。年次決算では、処理を翌月に繰り越すことができませんので、ミスや計上漏れは許されません。いつも以上に緊張感をもって取り組み、すべてが終わったときには大きな達成感に包まれます。

連結決算の達成感

決算の中でも作業量・難易度ともに高いと言われているのが「連結決算」です。月次・年次決算はほぼすべての会社で行われますが、連結決算が行われるのはグループ企業を持つような大企業に限られます。具体的には有価証券報告書を提出している会社、もしくは会社法上の大会社(資本金5億円以上または負債200億円以上)であり、経理担当の中でも連結決算の対応経験がある人は一目置かれる存在です。

連結決算では、親子会社間の資本・負債の相殺、グループ同士の売上や在庫の相殺などを行い、連結財務諸表によってグループ全体での状態を表します。連結決算は対象となる企業数が多いほど煩雑で難しい作業。その分、無事に連結発表できたときの達成感はひとしおです。

経理の頑張りを評価してくれる
会社を選ぶ

経理の仕事は、担当したことがない人にとってはレベルやスキルがわかりづらく、評価されづらい仕事です。どれだけ難しい処理をこなしても評価されなければ、報われないなぁと思うことでしょう。そんなときは、自分のスキルを磨くとともに、手腕を買って正しく評価をしてくれる会社を選ぶことも大切です。

以下では、経理としてのキャリアを積んでいきたい人向けに経理のキャリアパスやキャリア形成の仕方についてまとめています。新たなキャリアパスを描きたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

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キャリア形成の仕方について詳しく見る